セファロタスは1科1属1種の、特異な進化を遂げた食虫植物です。
つまり植物の分類上は、セファロタス フォリキュラリスの1種類しかありません。
しかしながら、セファロタスには意外に多くのバリエーションがあるため、いくつかの系統が品種として知られています。
野性味あふれる雰囲気を味わえるのが原種系セファロタスの大きな魅力です。素朴でシンプルながらも、これぞセファロタスという、その素晴らしさは、まさに原種系ならではです。
セファロタスの大型品種は、実に根強い人気がありますが、入手の難しい品種でもあります。とても高価で、たいていの場合、小苗からチャレンジすることになりますが、大きく育てるのには、とても長い時間が掛かるでしょう。
セファロタスには黒に近い赤や、濃い茶色になる系統があります。ちなみに原種や大型品種も寒さに当てると深紅になったり、時には黒くなることもあります。
セファロタスは捕虫葉の形も様々です。まるでギアナ高地の食虫植物として知られるヘリアンフォラのような葉を付けることもあります。