セファロタスは以前に比べれば入手しやすくなりましたが、それでも、まだ一部のショップでしか扱われていない珍しい植物と言えます。
ここでは、そんなセファロタスを入手するための方法をご案内していきます。
※セファロタスをインターネットで販売している一部のショップで、当サイトの文章がコピーされている場合がありますが、無断転載につき、当サイトとは一切、関係がありませんので、ご注意ください(当サイトの画像および文章は全てオリジナルです)。
セファロタスを一般の園芸店で見つけるのはかなり難しいと言えますが、稀(まれ)に他の食虫植物と一緒に販売されていることがあります。
季節としては、5月から6月くらいに入荷することが多いようです。
セファロタスを入手するのに最も確実なのは、食虫植物の専門店から通販で購入するというものです。価格も良心的で、適切な管理により状態も良く、梱包などの技術も確かです。
大手のショッピングモールでも稀に入荷することがありますが、安価で販売しているショップは競争率が高く、入荷の時期や数量も限られているため、いろいろなところをチェックしてみることをおすすめします。
やや敷居が高いかもしれませんが、食虫植物の愛好家によって構成されている団体が主催する即売会などには、珍品を入手するチャンスと遭遇する可能性もあります。
インターネットのオークションでは食虫植物が盛況です。こまめにチェックしていれば、セファロタスの出品を見つけることができるでしょう。
なお、ショップとは違い、株分けしてから2ヶ月くらいのセファロタスが出品される可能性もあります。こうした株は、ほとんど根が無いという事態すら有り得るため、基本的にセファロタスの栽培に自信のある方を想定した出品と考えた方が良いでしょう。
最初に購入したセファロタスが枯れてしまって、セファロタスは難しいという印象をもたれてしまうのは、あまりにも残念ですので、やたらに葉柄が長かったり、葉の数が少ないといった、草姿が乱れていて株分けからあまり時間が経っていないように思える株については、最初は避けた方が良いかもしれません。
最近は食虫植物専門の輸入代行ショップがありますので、海外のセファロタスを容易に入手できるようになりました。輸入代行ショップには豊富な経験と確かな技術がありますので、海外の優良なショップ選びから発送まで、とても頼りになります。
日本ではセファロタスにいくつもの品種があることは、あまり知られていませんが、海外ではセファロタスに多くの品種があることは、すでに広く認知されています。
このため、ハマーズジャイアントやビッグボーイなどのメジャーな品種については、比較的、入手がしやすくなっています。ただし、誤品も多く、こればかりは自己責任で購入し、確認するしかありません。
植物は輸入の際に検疫がなされ、病気や害虫の有無を厳しく検査されます。
特に2018年の末に法律が改正され、未だかつてないほど厳しく取り締まられるようになりましたので、輸出国と輸入国の厳しい書類検査と植物検査に合格し、海外から輸入されるセファロタスは、国内産以上に病害虫のリスクが低いと考えられるため、安心して育てられるでしょう。
海外のセファロタスは到着時の状態も様々です。特に輸入代行ショップでは扱わないような、少なからず枯れて届くリスクのあるマイナーなショップや趣味の栽培家からの輸入株では、瀕死の状態からの再生処置が必須であることも少なくありません。
これには、海外での育成方法や梱包方法、出荷時の用土の状態、輸出国と輸入国のそれぞれの気温や湿度、使用されるルートなど、あらゆることが影響するため、届いてみるまで状態がわかりません。
ですので、到着時の状態を良く観察し、適切な処置を施し、馴化よりも先に、まずは新芽が動き出すまで、とにかく状態を立て直すことが最優先となります。
なお、経験上、輸入代行ショップを通じて購入したセファロタスは、トラブルなく、すくすくと、すぐに生長を始めることが多いです。
いずれにしましても、輸入株は多くの場合、抜き苗で届きますので、海外からセファロタスが到着するまでの間に、鉢と用土を準備しておく必要があります。
「食虫植物 セファロタス(フクロユキノシタ)の種類」のサイトも参考にぜひ。