セファロタス

セファロタスの栽培|セファロタスnavi

セファロタス フォリキュラリスの種類と育て方 - 食虫植物セファロタスの栽培について 用土、鉢、肥料など

セファロタスの栽培について

セファロタスの栽培はポイントさえしっかり抑えておけば、それほど難しいことはありません。

コンパクトに締まった草姿をしていますので、ちょっとしたところに置いて楽しむことができるのもセファロタスの魅力です。

セファロタスの鉢

セファロタスは地下部が大きく発達しますので、鉢は大きめのサイズを選ぶのが良いでしょう。中でも深鉢は、セファロタスの栽培に最も適した鉢と言えます。

セファロタスも他の植物と同様に、鉢の大きさや深さで株の大きさが変わってきますので、セファロタスのメリットでもあるコンパクトさを活かすには2号から3号の蘭鉢が適しています。

また、置き場所に十分な余裕があったり、ジャイアント系を育てる場合など、大きな袋を付けたい場合は最初から4号の蘭鉢に植え込むのが良いでしょう。

植物育成灯で栽培する場合、2号鉢と4号鉢が混在すると、背の高い4号鉢には良く光が当たり、2号鉢には光が当たらないということが起こりがちですので、その場合は、2号鉢を台の上に置くなどして高さを調節します。

セファロタスの用土

セファロタスを枯らしてしまう大きな原因のひとつとして、用土や、用土が含んでいる水を腐らせてしまう、ということがあります。

セファロタスが地中に伸ばす茎、いわゆる地下茎は、水浸しになることを嫌いますので、用土は水がサッと流れるように水はけの良いものが適しています。

また、セファロタスの栽培において、根がどれだけ発達するかということは特に重要です。根は、地上部や地下茎よりも最優先で育成すべきポイントと言っても過言ではありません。

そのため、健康な根が活発に伸びるよう、土中に十分な呼吸ができる環境が実現できるかどうかを意識しながら用土を選びます。

セファロタスの用土を考える上で、現地の写真も手がかりのひとつです。

しかしながら、植物は好みの環境ではないからといって簡単に移動することは出来ません。つまり野生の植物は苦手な環境の中でも我慢して生きていかなくてはならないということです。

逆に日本の猛暑を乗り切るためには、自生地での環境とは全く異なった栽培方法が必要なこともあるでしょう。

セファロタスはあらゆる環境に適応しますが、趣味で栽培するのであれば枯れなければ良いということではなく、野生よりも、より良い環境を整え、美しい姿を探求していくのが良いように思います。

ミズゴケでのセファロタス栽培

ミズゴケは保水力が高く、栄養分が豊富、植え方により通気や保水をコントロールでき、軽くて清潔、乾燥具合により見た目や重さも変わるため水やりの管理もしやすく、セファロタスの栽培において最も適した理想的な用土です。

また、室内で気軽に楽しめるのもセファロタスの魅力ですが、ミズゴケであれば鉢が倒れたとしても、床が土で汚れることもありません。

ミズゴケは理想的な用土ですが、へたりやすく排水性がやや良くありませんので、大きめの鉢に植える場合には排水性の良いパーライトやバーミキュライトをたっぷりと利用することで管理がしやすくなります。

パーライトは排水を良くし、バーミキュライトは乾湿を穏やかにする役目を持ちます。また、どちらもミズゴケがへたれて押しつぶされ、土中の通気が悪くなってしまうことによる根腐れを防ぎます。

なお、パーライトには原料により、いくつかの種類がありますが、セファロタスにはビーナスライトと呼ばれる黒曜石のパーライトが適しています。

使用するミズゴケは一般的な品質のもので十分ですが、あまりにゴミなどが多く混ざっているものは避けた方が良いかもしれません。

ちなみに、頂き物のセファロタスに使用されていた見るからに高品質のミズゴケは、5年ほど経っても、しっかり弾力があり、さすがに品質の良いミズゴケは高価な分の価値はありそうです。

このような高品質のミズゴケであれば、4号以上の鉢でも、パーライトやバーミキュライトに頼ることなく、何年もの間、保水と通気を確保した良好な土中環境を維持できそうです。

ミズゴケなどの一般的な用土を使用する場合、鉢底には軽石を鉢底が隠れるくらいに入れて排水を良くしておきます。

小さな家庭用温室での栽培の他、温室や水槽などの特別な設備が無い環境で、いつも身近に置いて楽しむのにも向いている用土です。

セントポーリア用土でのセファロタス栽培

セントポーリア用に配合された専用土は、保水と通気に優れ、とにかく根腐れを起こしにくく、たいへん管理のしやすい、セファロタスに適した用土のひとつと言えそうです。

軽くて柔らかい用土のため、セファロタスの繊細な根を傷めにくく、植え替えに苦手意識のある方は、ミズゴケより、こちらの方が良いかもしれません。

主に小苗の栽培に用いていますが、これといった問題もなく育っています。

バーミキュライト、ビーナスライト、ピートモスが配合されているはずですが、念のため、購入前には確認しておいた方が良いでしょう。

温室や水槽などを用い、湿度が常時70パーセント以上の環境で、越水をせず栽培する場合に向いている用土です。

砂でのセファロタス栽培

砂はベテラン栽培家に好まれる玄人向けの用土で、砂でセファロタスを栽培されている方は、長年の経験に基づく一家言をお持ちの場合が多いように思います。

東北地方などでは古くから砂を用いて巨大な袋を持つセファロタスが育てられているようですが、海外においてもジャイアント系は砂で育てられていることが多いようです。

温室や水槽などを用い、湿度が常時70パーセント以上で、適切な温度管理がなされている環境において、越水で栽培する場合に用いるのが良さそうな用土です。

セファロタスの肥料

セファロタスをミズゴケで栽培する場合においては肥料を与えることはおすすめできません。セファロタスにとって、用土を状態良く維持することは極めて重要です。肥料はミズゴケを腐らせる原因となります。

ピートモスや砂などの、養分が少ない用土で育てていることの多い海外では、洋ランの施肥(ごく薄い液肥を水代わりになど)に準じ、セファロタスに洋ラン用の肥料を与えて育てる場合も多いようです。

海外から輸入したセファロタスには、捕虫袋の中央にある細長い隆起が歪んでいたり、捕虫袋が左右対象になっていないなど、変形した株も見受けられますが、これも海外での肥料による生長障害の可能性があります。

ただし、捕虫袋が歪んでいる株も、ミズゴケなどの適切な養分量の用土で栽培していると、すぐに本来の美しく整った捕虫袋が展開してきます。

セファロタスに限らず、急速に育った生き物は、大きくなるのに時間の掛からない部位に、時間の掛かる部位が追いつかなくなり、本来の姿にならない場合があります。

特に肥料は部分的に効率良く効果を発揮する目的を持つ商品も多く、野菜や鉢花に比べて、複雑な構造を持つセファロタスの捕虫袋などは影響を受けやすいのかもしれません。

なお、用土の養分が極端に欠乏した状態で長く栽培していると、白っぽく弱々しい新芽ばかりになってしまう場合があります。

この場合は、薄いハイポネックス水溶液を株から少し離れたところに与え、その後、通常の水やりをしますと、数日のうちに濃い緑の新芽を出すようになります。

セファロタスの湿度計と温度計

セファロタスを栽培する上で、もはや湿度計と温度計は必需品です。セファロタスのすぐ近くにおいて、いつでも見えるようにしておきます。

セファロタスの霧吹き

セファロタスの栽培において、霧吹きを用意しておくことをおすすめします。安価で販売されている、ごくシンプルなもので十分です。

セファロタスの温室

セファロタスを冬場の湿度不足から保護するのに、小さな簡易温室は有効です。過湿になりすぎないよう、十分に隙間を空けておける構造のものが適しています。

セファロタスの植え込み

株だけが届いた場合には、すぐに用土へ植え付ける必要があります。セファロタスは深めに植え込むのがポイントです。葉が地表に出て十分に光を浴びられるようであれば、生長点は用土に埋まっていてもかまいません。

ただし、決して用土を押し固めないよう注意します。セファロタスの植え込みで用土を押し固めてしまいますと、地下部の通気が悪くなり、特に初夏あたりの30度を越えるようになった頃、暑さに耐えきれずバタバタと枯れ出してしまうことがあります。

セファロタスの植え方について、詳しくはセファロタスの管理をご覧いただければと思います。

セファロタスの品種や、より詳しい栽培方法については下記をご覧ください。